台湾日記 その3 訂婚式①
今回は5月2日(旧暦で4月8日)に行われた私の弟の訂婚式の出席のために台湾の台中市へ行きました。
訂婚は日本でいう結納の事で、縁起の良い日に行うのが習慣だそうです。
ちなみに4月8日はお釈迦様の誕生日。仏教国の台湾ではとてもおめでたい縁起の良い日だということです。
台湾では赤い色がお祝いの色。
日本の結納と同じく、儀式にはいろいろな意味のある決まり事があります。新婦になる人のことを準新娘といいます。
訂婚は、準新娘の自宅で行われる結納儀式のあと、女性側が開催する訂婚披露宴があります。
何しろ初めてのことで色んな場面で戸惑うことばかりでしたが、今回司会役を務めてくれた準新娘のお友達のシンシアは、台北市内のプリンスホテルに努めている方で儀式の意味をとても丁寧に説明してくれました。そして日本語が堪能な準新娘のお姉さんがその説明を通訳してくださったので、恙無く進行したと思います。
概ねの流れは、新婦側から出される甘いお茶を飲んだ後に指輪の交換やネックレスをつける儀式があって集合写真の撮影で終了といったところです。
この日のために新調したというチャイナドレスで準新娘が登場。とっても綺麗でした♪
まず、準新娘が甘茶(甘いお茶)を新しく家族になる相手に年長者から順に配り、最後に新郎にも配ります。甘いお茶は英語で言うSweetの意味。表現が古いですが、ラブラブHAPPYという意味だそうです。
日本で言う桜茶のような感じですが、桜茶と違って口上を述べる場面はなく男性側の家族にしか配りません。シンシアの説明によるとこのお茶を飲むと、この日台カップルは子宝に恵まれるという意味もあるということでした。お茶の中にはなにか具が入ってましたが、何だかわかりませんでした。
お茶を頂いたら、茶杯の下に「紅包」(お金を赤い紙で包んだ物日本で言う祝儀袋)を置いて、謝意を表すためお祝いの言葉をかけて準新娘へ返します。金額は日本と違い偶数が吉。
この儀式はとても重要で、紅包を渡さずに返すと準新娘が気に入らないという意味になり婚約が成立しないのだそうです。
そのあと指輪の交換、「戴訂婚戒指」の儀式です。
続きは後ほど・・・
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